その横顔を見つめてしまう〜A profile 完全版〜 レビュー

タイトル その横顔を見つめてしまう~A profile 完全版~
メーカー あかべぇそふとつぅ
発売日 2006/03/24
総プレイ時間 9~12時間
シナリオ 91
音楽 73
グラフィック 73
総評 91

攻略対象ヒロインは3人で1人目は莉寿ルートの固定で2人目以降選択肢による分岐となっています。

プレイ時間は各ルート2〜5時間。

全体的な感想は技術を使った素晴らしい構成のストーリーで、まさにプロの方が書いた作品だったということ。
特に1人目の莉寿ルートは大変楽しめる出来。
テンポも良く読みやすくてわかりやすいという個人的に好きなタイプのもので、人に読ませることを意識したテキストはほぼ完璧でした。

また各キャラ人間らしさがあり、嘘くさくないのもいいところ。
人間の汚い部分もみせてあったり、リアルさが必要なテーマを扱ってるのでここもしっかりしており素晴らしいかと。

マイナスなところを上げるなら1人目以外はそこまでパンチがないことか。
1人目にほぼ完璧なものをみせられるので他が霞んでしまい、悪くない出来だが物足りなさは感じるかと。


ボイスはサブキャラ含めフルボイス。
西田こむぎさん、芹園みやさんなど当時のエロゲトップ声優さんが出てるのでこの辺は問題ないかと。

BGMはあまり印象に残るものはなかったのかな。
BGMはシナリオへの味付けにかなり大事なものなんですが、脚本の力が最初から強すぎるからか印象に残るものがなくてもまったく影響を受けないという。
まあ泣かせるとかそういう作品じゃないってのもあるんだろうけど。


立ち絵、CG共に崩れが酷く、安定感がないため決して褒められる出来ではない。
当時はこういう作品が多かったせいかそこまで気にならなかったが、最近のレベルの高い安定感のあるグラフィックをみせられるとかなり気になるもんですね。

立ち絵によって首がめり込んでるヒロインや目が少女マンガのようなデカさになるCGやら身体の各パーツが暴れまわっているが作ってる側は当時そういうの気にしなかったのかな。
なんにしても今このレベルだと間違いなく売れなかったり、問題にはなってるかと。


人間もシナリオゲーも中身が大事と教えてくれる作品。
パッケージの絵が綺麗で雰囲気が出てて表向き良さそうだが、みえてない中身の方は雑な、いわゆるびんぼっちゃまスタイルの真逆を行ってる作品。

今回再プレイということで、プレイ前は当時いいなと思った作品って思い出補正でそんなこと言ってるんかなとも若干思ってたが、プレイ後はやはり技術とか見せ方はこの当時の突き抜けてたライターさんは違ったと確信しました。
もう難しいかもしれないがいつかこのレベルで仕上げてくれるライターさんが現れるといいですね。

ちなみに莉寿ルートがすべてって作品ですがそれが突き抜けて素晴らしいため点数もそれだけでつけております。
3人のバランスで考えるともう少し下がるが最近は1本道の作品も多いのでこういうつけ方で問題ないかと。

キャラ別の感想(ネタバレあり)
・葉山莉寿
・小野未来
・相馬美桜

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