君が望む永遠〜Latest Edition〜 レビュー

タイトル 君が望む永遠~Latest Edition~
メーカー age
発売日 2008/03/28
総プレイ時間 43~49時間
シナリオ 98
音楽 97
グラフィック 87
総評 98

攻略対象キャラは8人で初回プレイは遙・水月・茜の3人のみ攻略可能となっています。
プレイ時間は初回プレイは10〜12時間、2人目以降2〜4時間になります。
またこの3人のみクリア後に第三章があり、こちらは遙ルートが4〜5時間、水月・茜ルートが2〜3時間となっています。
初回クリア後はファンディスクで出された「君が望む第一章」がプレイ可能になります。
こちらは各ルート1時間程度になります。

全体的な感想はテキストが読みやすく、心理描写や心の揺さぶり方が上手でのめり込みやすい素晴らしい出来。
特に第一章はプレイヤーを主人公と同じ気持ちに持っていく技術がうますぎて感心するくらい。
初出は2001年ということで最初はヒロインのパワープレイなどあり、ノリがあの時代ならではだが、第一章中盤以降はほとんどそんなものはなくなり、人間らしさ、そのキャラならではの悩みや行動をみせてくれるようになります。
特にメインの遙と水月の2つの個別は選択肢が常に逃げを許さないものがあり、本気で悩んだり、こっちを選びたくないと思わせるものを突きつけたりしてきます。
これがいい味付けにもなっており、作中何度も泣けるように仕上がっていて素晴らしかった。

またこのLatest Editionでの目玉、第三章は本編で欲しかった部分が描かれていたりと2001年に出た本編しかやったことないユーザーも満足する出来になっているかと。

マイナスなところはライターが複数いるせいかメイン以外のルートは主人公の行動もコロコロ変わったりするところか。
ルートによっては主人公・孝之の代名詞「ヘタレ」が存分に発揮されるものもあったり。
また攻略対象キャラが多いせいか個別で登場キャラの立ち位置やらが変わって、プレイしていくうちにどんな感じだったかこんがらがってくるので気に入ったキャラは最初にプレイするのがオススメということ。

ボイスはサブキャラ含めフルボイス。
各キャラ違和感もなく問題ないかと。
ただ第3章が本編発売から7年もたっているせいかあゆ・まゆなど声質が違ってるキャラもいて違和感はあるかも。
BGMは作品を盛り上げてくれるものが揃っており素晴らしい出来。
お気に入りは「時に忘れられた部屋」、「願い」、「誰にでもある明日」、「迷い子」、「六月のメモリーアレンジ」、「今はただ望むものに」、「一時のまどろみ」、「絆」、「Rumbling hearts pf」です。
またOP曲、ED曲も素晴らしい出来で音楽もほとんど文句のつけようのない出来になっています。

本編の時と違い、テキストウィンドウがなくなり背景、立ち絵が見やすくなりました。
またこの時代には珍しく16:9の画面であったり、瞬き、口パク、雨が降ってるアニメーションなど使ってたりと最近のエロゲにも負けない演出の力の入れよう。
特に第三章は立ち絵の棒立ちがほぼなく、後ろ姿、横顔、距離感、歩くことによって動く背景など更に細かくこだわる丁寧さがあります。

エロゲ史に残る屈指の名作。
当時タブーとされていた三角関係のおもしろさをエロゲに放り込んだパイオニア。
また誰でも成立するようなテンプレ的なイチャラブやセリフがなく、そのキャラだからこそというセリフや反応がみられる貴重な作品。
故にWindows10だと強制終了になるのでプレイするにはXPが必要なのは非常に残念。
所々現代風に変えてリメイクとかすれば今のエロゲプレイヤーにも楽しんでもらえると思うんだが。
ageさん、パッチのアップやらリメイクしてくれないかなあ…

ちなみに時間がないという方は遙・水月の2ルートだけやればいいかと。
あくまでメインはこの2名なんで。
余裕があれば愛美ルートもプレイすると楽しめますよ。


各ルートの感想(ネタバレあり)
-第一章-
・本編第一章   ・君が望む第一章各ルート

-第二章-
・涼宮遙   ・速瀬水月   ・涼宮茜
・穂村愛美   ・天川蛍、星乃文緒
・大空寺あゆ   ・玉野まゆ

-第三章-
・涼宮遙   ・速瀬水月   ・涼宮茜

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