タイトル | ChronoBox-クロノボックス- |
メーカー | NO_BRAND |
発売日 | 2017/05/26 |
総プレイ時間 | 7~11時間 |
シナリオ | 83 |
音楽 | 69 |
グラフィック | 86 |
総評 | 86 |
エンディングが2つありますが基本1本道で、1度クリアするとTRUE ENDに行けるようになります。
プレイ時間は通常エンドが7〜9時間でTRUE ENDまでが15分〜30分になっています。
全体的な感想はムダが多かったなということ。
登場人物の数もそうだが特に行き先の選択肢はいちいち選ばされるのでそれだけでテンポも悪くめんどうだった。
選ぶことに意味があればまた違うがそんなことはまったくないのでこれはテキストで勝手に進んでくれる形にしてくれればよかった。
また日常やキャラ同士のやりとりもダルすぎて読まない部分が半分以上あったのに内容は理解出来てるんでよっぽどムダが多かったと言えるのではないかと。
基本的にBGMがシリアス調になってるところだけ読めばいいくらい。
終盤までは何ゲーなのかまったくわからない状態で進むが登場人物たちは理解してるような程で進むので何が隠されてるのか気になるのに引っ張りまくるからイライラも多少あったかも。
裏パケなかなか載せないMUTEKIの新作AVのようなもどかしさ。
エロシーンも唐突でヤケクソ気味にぶち込んだような展開なのでメーカーの都合にしか感じないのがまた…
しかし悪いことばかり書いたが最後の2時間はなかなか楽しめるのでトータルで言えばいい作品の部類にはなりました。
この辺はネタバレ感想の方で詳しく。
ボイスは特に問題ないかと。
ただ声聞いてあきらかにあのエロゲ声優さんだっていう人が何人かいますが別名義での出演になっているのは何か理由があるんでしょうか?
BGMは特に印象に残るものはなかったのかな。
コンプしても音楽モードがないので聴き直せないせいもあるかも。
CGになっても安定しており特に気になる部分はないかと。
公式のギャラリーみてもわかるとおりグロいCGは多め。
人によってはまあまあキツく感じるものもあるのかも。
エロシーンは個人的にはまころにメガネなければどストライクの見た目なのでそこがなかったのは残念だったかな。
奇抜な演出、全部のせ。
どこかのエロゲでみた展開や演出を1つ1つつまんでのっけたような感じで、エロゲを数多くプレイした人ならあまり新鮮味を感じないかも。
逆に言えばエロゲ初心者、特に10年前くらいの色んな名作をプレイしてない人には楽しめるかと。
しかし散々文句言ったりしてきたがオチからしっかり考えて作ったのは伝わるし、最後はまとまっていたのはよかった。
最近のオチを考えてないのにとりあえずおもしろそうなあらすじだけ考えて製作開始しましたって透けてみえてくるバカみたいなエロゲが多い中、しっかり1つの作品として仕上げてくれてるので今後もエロゲ作るようなことあるなら期待しています。
↓(以下ネタバレ感想)↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
方々で「終盤にあっと驚く展開」とメーカーや関係者が宣伝していたが、そもそもあっと驚く展開とかこういうことを言っちゃうとその手のゲームとしてプレイヤーが構えちゃうのであんまりよくないと思うが。
ミスリードや伏線回収が土台のゲームを作るならいかにそういうものに見せないかが勝負にもなるので完全に売り方の失敗に思えてならない。
やるならひとつの例として、パッケージが萌えゲー仕様にするとか。
まあそうしたらしたで売れなかったり萌えゲーメインのユーザーに叩かれる可能性もあるんだけどね。
肉食系の先輩が殺された時に血がカメラのレンズについたような演出がしてあるからここで画面越しに誰かみてるか、プレイヤー目線で何か事が運ぶのかと察したが狙った演出だったのだろうか?
全体的な印象だと読みやすくなった素晴らしき日々って感じ。
キーとなるキャラの声優にかわしまりのさん使ってるあたりもなんとなく似てるし。
素晴らしき日々との違いはあちらは本当にライターのオ◯ニーテキストみたいになってるが、こちらは狙ってグロや変わったエロシーンを描いてるように見えるということか。
こういうの書くとお前ら変わった作品っぽくて好きだろって狙ってるのがみえてくるというか…
なんらおもしろみのないクソみたいなシナリオゲーよりはよっぽどましだし好きだからいいんだけどね。
終盤の研究所らしきシーンが出て、最近のシナリオゲーのお決まり、脳内世界が発表された時はやっちまったなって思ったがこの作品はフリに対するオチに説得力はあるのでクソとは思えなかった。
完全に好みだが個人的には「最後は自分で考えてください」的なのは残尿感があって嫌なのではっきりさせて終わらせてほしかったかなと。
欲を言えばそこに泣き要素入れるとかなり気に入ったと思う。